高校入試はゴールではない。
2026/10/28
高校入試はゴールではありません。
これは、私が生徒たちにも保護者の皆様にも、強く伝えたいことです。
もちろん、志望校合格は大切です。目標に向かって努力し、結果をつかみ取ることには大きな価値があります。
しかし、高校に合格すること自体が、人生の目的ではないはずです。
本当のゴールは、その先にあります。
自分の夢を叶えること。
やりたいことを実現すること。
自分の望む人生を、自分で選べるようになること。
高校選びも大学選びも、そのための手段であるべきだと私は考えています。
だからこそ、高校を選ぶときには、大学のことまで考えてほしい。
その高校で3年間を過ごした先に、どのような進路があるのか。
自分が目指したい大学に進学できる環境なのか。
さらに言えば、将来どんな仕事をしたいのか、どんな人生を送りたいのかというところまで、少しでも考えてほしいのです。
もちろん、中学生の段階で明確な夢がなくても構いません。
夢が決まっていないからこそ、将来の選択肢をできるだけ多く残しておくことが大切なのです。
そして、もう一つ伝えたいことがあります。
高校入試で失敗したからといって、人生が決まるわけではありません。
第一志望に合格できなかったとしても、その後の3年間で大きく挽回することは十分に可能です。
反対に、難関高校に合格したからといって、将来が保証されるわけでもありません。
高校に入ってから努力を続けた生徒と、合格したことで満足してしまった生徒。
3年後、大学受験の結果が逆転することは何も不思議ではありません。
そして大学受験は、高校受験以上に、その後の進路に大きく関わってきます。
もちろん、大学受験にも浪人という再挑戦の道があります。ただし、それには時間的にも経済的にも負担が伴います。
だから私は、高校入試の結果だけで一喜一憂するのではなく、その先の3年間をどう過ごすかに、もっと目を向けてほしいと思っています。
これは、塾のあり方についても同じです。
高校入試の合格実績を貼り出して、それで終わり。
高等部がなければ、そこで指導に一区切りをつけることもできます。
正直なところ、そこまでで仕事を終えられるのであれば、楽なのかもしれません。
しかし、私はそれで満足したくありません。
塾にとっては一つの合格実績でも、生徒にとっては、その先も続いていく大切な人生です。
塾のゴールが高校合格だったとしても、生徒の人生のゴールはそこではありません。
だからこそ、私はできる限り多くの生徒に高等部まで残ってほしいと考えています。
高校入試が終わっても学びを止めず、大学受験に向けて本気で努力してほしい。
そして、私たちもその努力を本気で支えられる環境を作っていきたい。
高校受験の合格実績を増やすことだけが、私の目指す教育ではありません。
生徒たちが将来「これをやりたい」と思ったときに、学力や進路の制約によって、最初から諦めなければならない状況をできる限り減らしたい。
そのために、今できることを全力でやりたいのです。
高校入試には、全力で挑んでほしい。
しかし、合格したからといって、そこで満足してほしくはありません。
たとえ思いどおりの結果にならなかったとしても、そこで諦めてほしくはありません。
高校入試はゴールではない。
合格も不合格も、長い人生の中では一つの通過点です。
大切なのは、その結果をどう受け止め、その先でどう行動するか。
高校入試の先に大学受験があり、さらにその先には、一人ひとりの未来があります。
目の前の合格に本気で向き合う。けれど、その先の未来には、もっと本気で向き合う。
私は、そんな塾でありたいと思っています。